墨娯游帖
書ノ作品

顔真卿 王羲之を超えた名筆 東京国立博物館を鑑賞して その一

三連休のなか日の2/10(日)、東京国立博物館で開催中の「顔真卿 王羲之を超えた名筆」を観にいってまいりました。

1400年前の原本の書である、「祭姪文稿」が日本初公開とあって、展覧会のタイトルはその筆者である、顔真卿(がんしんけい)の名を用いてゐますが、内容は文字の変遷と中国に於ける書道史、伝来した後に生まれた日本の書に至るまで、非常に奥深いものでした。

展覧会場について、まづビックリ。

入館に1時間待ちでした。

この展覧会のメインである、「祭姪文稿」が国宝級の文化財でありながら、現在は台北の國立故宮博物院に貯蔵。1400年前の原本書ですから、一般公開は非常に稀。

折しも、中国は春節の休日週間であることから、多くの中国語圏の人々が来館するだろうと予想されてゐました。

さらに、この日の前日は、東京に雪が降ったことあって、快晴となったこの日に特に集中することとなりました。

展覧会の目玉である、顔真卿「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)は、入場後に観覧まで90分待ちでした。

展覧会のクオリティとしては、素晴らしい構成で、書のことがわからない観覧者にも寄り添った、現代的な解説キャッチコピーなどを盛り込んだ、あらゆるところに工夫の跡が感じられるものでした。

また、この展覧会を企画構成された側の、中国書道史への敬意が伝わってくるものでした。

書道をされてゐる方には、ぜひ観て戴きたいですね!

甲骨文字・金文~文字の書体の制定(篆書⇒隷書⇒楷書)

文字の実用性と芸術性からの行書・草書の誕生

これらを牽引していった、中国の書道家の重要古典が、一挙に展示されてゐました。

そして、時代の流れの中で生じた書体の流行、新たなる筆法の誕生、発展、継承があったのでした。

重要古典と筆法解説については、改めて記事にします。

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